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グリーン社会への貢献
グリーン社会への貢献

2050年カーボンニュートラルへの挑戦を表明しました。
低炭素社会、循環型社会への取り組みを統合的に進めていくことにより持続可能な社会を目指します。

気候変動対応 
カーボンニュートラルへの挑戦

KOBELCOグループは、「生産プロセスにおけるCO2削減」を行うことに加え、独自の「技術・製品・サービスによるCO2排出削減」に貢献しており、これら二つの側面で2030年目標及び2050年ビジョンを設定しました。

生産プロセスにおけるCO2削減 ~ 製鉄工程におけるCO2低減ソリューション ~

 MIDREX®プロセスと高炉操業技術を融合し、2020年10月に加古川製鉄所にて高炉工程でのCO2排出量を大幅に削減できる技術の実証に成功しました。
 実証試験では、高炉にMIDREX®プロセスのHBI(還元鉄)を多量に装入し、高炉からのCO2排出量を決定づける炭素燃料使用量を溶銑1tあたり518kgから415kgに安定的に低減(CO2排出量を従来比の約20%削減 )し、同時に世界最少水準のコークス比(239kg/t-溶銑)も達成できました。現有する技術を用いたCO2低減策の中では、安価な追加コストでCO2を削減するソリューションを提供できる目途が立ったと考えています。
KOBELCOグループの独自技術を活かし合った「低CO2排出高炉操業技術」

技術・製品・サービスによるCO2排出削減貢献

 電気自動車の普及を支える、特長ある製品の供給
 カーボンニュートラルに向けた取組みとして、主要国の多くが電動化目標を打ち出しており、自動車メーカーは電動化への取組みを加速しています。
 自動車の軽量化は、従来のガソリンエンジン車の燃費向上だけでなく、ハイブリッド車の燃費向上にも重要な役割を果たすとともに、電気自動車の航続距離延伸にも効果を発揮。KOBELCOグループは軽量化素材のニーズに対応することで、今後の電動化にも貢献していきます。
 電動車に必要となる軸受鋼・特殊鋼・純鉄系軟磁性材料磁性鋼材などの線条製品、磁性鉄粉や燃料電池スタック用チタンといった様々な製品で自動車メーカーのカーボンニュートラルへの取組みに貢献します。


 環境負荷の小さいLNG燃料船向け圧縮機で省エネ、燃費向上に貢献

輸送機分野における省エネと燃費向上により、人々の安全・安心で豊かな暮らしに貢献します

環境規制強化の影響は海上輸送の主役である大型船舶の世界にも変化をもたらしており、大型船舶の運航における省エネ、燃費向上のニーズがますます高まっています。

SOx、NOx等環境規制の強化を受けて、従来船より環境負荷の小さいLNG燃料船の需要が高まっている中、当社は、LNG燃料船に用いられる圧縮機を数多く供給しており、高いシェアを有しています。引き続き、これらの製品を通じて地球規模での課題の解決に貢献していきます。

資源循環対応

副産物再資源化の取組み

限りある資源を有効に活用するために、廃棄物の発生抑制に取り組むとともに、生産工程から得られる副産物などの付加価値を高めたり、新規利用用途の開発・導入により、積極的にリサイクルを進めています。

副产品产出量

技術・製品・サービスによる資源循環対応

神鋼汽車铝材(天津)有限公司における資源循環対応当社では自動車用アルミ板材においても資源循環の実現を目指しています。

・23年から外部スクラップ活用技術の開発を着手。

・25年までに外部スクラップ活用技術の開発と外部スクラップを活用した製品の実現

・30年までに活用する外部スクラップの多様化開発を行う。

日本アルミニウム協会の資源循環指針*:“30年でのリサイクル率30%達成を目標とする。’

アルミニウム VISION 2050 (aluminum.or.jp)

   VISION2050_document.pdf (aluminum.or.jp)

 水処理・廃棄物処理事業での、安全な水の確保や住み続けられる街づくり

環境負荷を低減する技術・製品・サービスにより、人々が安全・安心で豊かに住み続けられる街づくりに貢献します

上下水道の整備や、廃棄物の適切な処理は、人の健康や生活環境を守るためにも重要です。

当社は、原子力関連や化学兵器処理などの特殊廃棄物処理を長年手掛けています。(株)神鋼環境ソリューションでは、PCB無害化処理や、一般廃棄物処理のほか、上下水道などの水処理事業を国内外で手掛けています。水処理・廃棄物処理事業で、安全な水の確保や住み続けられる街づくりに貢献していきます。